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Coffee crossroad個性豊かなコーヒーのblog

2023/08/28 16:32


エスプレッソトニックは、エスプレッソのクラシックな風味に炭酸の爽快な泡立ちが加わり、リフレッシュメントを与えてくれる飲み物です。炭酸コーヒーと異なり、エスプレッソトニックはより高級感があり、クラシックなコーヒーを求める人におすすめです。

当記事では、エスプレッソトニックの意味や味、炭酸コーヒーとの違いについて解説します。さらに、エスプレッソトニックを自宅で作る方法やアレンジ方法、作るときのポイントも紹介します。高級感のあるコーヒーを楽しみたい人はぜひご一読ください。

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1. エスプレッソトニックとは?
1-1. エスプレッソトニックと炭酸コーヒーの違い

2. エスプレッソトニックの味

3. エスプレッソトニックの作り方
3-1. 材料を用意する
3-2. エスプレッソか濃いめのコーヒーを淹れる
3-3. グラスに注ぐ

4. エスプレッソトニックを作る際のポイント
4-1. フルーティーなコーヒー豆を選ぶ
4-2. インスタントコーヒーやドリップコーヒーの場合は濃く淹れる

5. エスプレッソトニックのアレンジ方法

まとめ

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1. エスプレッソトニックとは?



エスプレッソトニックとは、エスプレッソにトニックウォーターを加えたアレンジコーヒーを指します。2010年頃に北欧のカフェで誕生したと言われており、世界中に広がる中で日本でも2015年頃からコーヒー専門店で販売されるようになりました。

エスプレッソの苦みと炭酸のシュワシュワ感がうまく融合しているところが人気を博しており、特にオーストラリアでは定番のエスプレッソドリンクとして親しまれています。また、エスプレッソと炭酸が美しい二層を生み出すことから、見た目もおしゃれな飲み物としても知られています。


1-1. エスプレッソトニックと炭酸コーヒーの違い


エスプレッソトニックと似たものとして、炭酸コーヒーがあります。どちらもコーヒーに炭酸を加えたアレンジコーヒーですが、使用している炭酸水によって名称が異なります。

エスプレッソトニックは「トニックウォーター」と呼ばれる柑橘類の皮から抽出された香料や糖類が添加されている炭酸水を使用していることが特徴です。そのため、エスプレッソトニックではエスプレッソの風味に加えてトニックウォーターの甘みや特有の風味を楽しめます。

一方、炭酸コーヒーは水に二酸化炭素を加えた「炭酸水」を使用していることが特徴です。炭酸水には糖分や香料が添加されていないため、純粋にコーヒーの香りを楽しみたい方におすすめの飲み方と言えるでしょう。


2. エスプレッソトニックの味



エスプレッソトニックは、エスプレッソの苦みとトニックウォーター特有の柑橘類の皮の苦みが混じり合った、爽やかでほろ苦い癖になる大人な味わいを楽しめます。コーヒーと炭酸は意外と合う組み合わせで、炭酸を加えることで苦みが強く深い味わいのエスプレッソをすっきりと飲みやすくしている点が特徴です。

エスプレッソトニックは、普段からブラックコーヒーやエスプレッソなどの苦いコーヒーが好みの人におすすめです。エスプレッソトニックは無糖に近いことから、苦みを強く感じるかもしれません。甘い飲み物が好みの人は、シロップなどの甘味料を加えてアレンジするとよいでしょう。


3. エスプレッソトニックの作り方


最近はエスプレッソトニックの知名度が高まっており、これまでは注文できるカフェが少なかったものの、東京を中心に提供している店が増えています。

エスプレッソトニックの特徴である、コーヒーとトニックウォーターによる美しい二層を自宅で楽しむことは難しいと感じるかもしれません。しかし、エスプレッソトニックはコツさえ掴めば簡単に作れます。

ここでは、自宅でも簡単にできるエスプレッソトニックの作り方を紹介します。


3-1. 材料を用意する


必要な材料は下記の通りです。

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・トニックウォーター:100cc
・エスプレッソまたは濃いめのコーヒー:30cc
・氷(コップ一杯分)
・ライムやミントなどの飾り(あれば)

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一般的なエスプレッソトニックはエスプレッソを使いますが、エスプレッソを抽出するための器具が必要です。自宅にエスプレッソを抽出するための器具がない場合は、濃いめに淹れたコーヒーでも代用できます。


3-2. エスプレッソか濃いめのコーヒーを淹れる


まずはエスプレッソか濃いめのコーヒーを淹れましょう。エスプレッソマシンがある場合はエスプレッソを抽出しますが、インスタントコーヒーやドリップコーヒーでも代用できます。

ドリップコーヒーを使用する場合、コーヒーの粉を多めにして少量を抽出しましょう。目安としてはコーヒーの粉18gに対して、抽出量は30~40mlです。
普段からドリップコーヒーを楽しんでいる人にはいつもよりかなり苦く感じるかもしれませんが、エスプレッソのような濃いめのコーヒーにすることがポイントです。


3-3. グラスに注ぐ


コーヒーが準備できたら、グラスに氷を入れてトニックウォーターを先に注ぎます。その後、トニックウォーターの水面ぎりぎりにスプーンを当て、スプーンに沿うようにゆっくりとコーヒーを注ぎます。このとき衝撃を与えないよう静かにコーヒーを注ぐことで、トニックウォーターとコーヒーが分離した美しい二層を作れます。

好みによりますが、トニックウォーターとエスプレッソの割合を3:1で作ると、見た目が美しく美味しいエスプレッソトニックを楽しめるのでおすすめです。


4. エスプレッソトニックを作る際のポイント


エスプレッソトニックは、爽やかで刺激的な味わいを特徴とした飲み物で、エスプレッソの濃厚な風味とトニックウォーターのさっぱりとした味わいが魅力です。暑い季節にもぴったりの飲み物で、近年はクラフトカクテルの一種としても人気を集めています。

ここでは、エスプレッソトニックを美味しく作るためのポイントを紹介します。


4-1. フルーティーなコーヒー豆を選ぶ



エスプレッソトニックには、柑橘類の皮の香料が添加されているトニックウォーターを使用するため、コーヒー豆もフルーティーなフレーバーをもつ豆を選びましょう。フルーティーなコーヒーとトニックウォーターを合わせると、柑橘類の風味とキレのある苦味を感じることができ、より爽やかなエスプレッソトニックを楽しめます。

焙煎後もフルーティーな酸味が残るコーヒー豆の産地としては、アフリカ付近のコーヒー豆がおすすめです。コーヒー発祥の地と言われるエチオピアをはじめとして、ケニアやタンザニア、ルワンダ、パナマ、コスタリカといった産地の豆を選ぶとよいでしょう。


4-2. インスタントコーヒーやドリップコーヒーの場合は濃く淹れる


エスプレッソマシンがない場合は、インスタントコーヒーやドリップコーヒーを濃いめに淹れることも、美味しいエスプレッソトニックを作るポイントの1つです。

また、エアロプレスやマキネッタといった専用器具を使用してコーヒーを抽出する方法もおすすめです。

エアロプレスは空気圧を利用して押し出すように抽出する器具で、強い圧力でコーヒーの成分をしっかりと出せることが特徴です。コーヒー豆本来の味わいを感じたい場合は、エアロプレスを使用するとより風味豊かなエスプレッソトニックを楽しめます。

一方のマキネッタは、エスプレッソに近い濃いめのコーヒーを淹れることができる器具で、高圧力で抽出するエスプレッソマシンとは異なり、器具を直接火にかけて水蒸気で抽出するのが特徴です。マキネッタ専用の粉にはエスプレッソに近い味わいのものもあるので、エスプレッソトニックを作る場合は濃いめに仕上がる粉を選ぶとよいでしょう。


5. エスプレッソトニックのアレンジ方法


エスプレッソトニックは、もともと爽やかな柑橘類の香りやエスプレッソの苦みを楽しむ飲み物ですが、アレンジすることで味わいを変えることも可能です。

例えば、バニラシロップやフルーツのピューレで甘さや風味を追加したり、シナモンやカルダモンなどのスパイスを加えて深みのある風味を楽しんだりすることができます。また、エスプレッソトニックにジンやウォッカ、ラム、カフェリキュールを加えてクラフトカクテル風にアレンジするのもおすすめです。少量のフレーバーコーヒーを加えることでも簡単に味の変化が楽しめます。

自分の好みや季節、飲む時間帯によってアレンジを変えることができるのも、エスプレッソトニックの魅力と言えるでしょう。


まとめ


エスプレッソトニックは、エスプレッソにトニックウォーターを加えたアレンジコーヒーのことです。北欧のカフェで誕生し、世界中で人気を集めています。エスプレッソトニックは、エスプレッソの苦みと炭酸のシュワシュワ感が絶妙に融合し、爽やかでほろ苦い大人な味わいが特徴です。

エスプレッソトニックの作り方は簡単で、トニックウォーターとエスプレッソをグラスに注ぐだけです。フルーティーなコーヒー豆を選んだり、インスタントコーヒーやドリップコーヒーなどを使用する場合は濃いめに作るなどのポイントに注意すると、より美味しく作れます。

また、アレンジ方法も多様で、バニラシロップやスパイスを加えたり、カクテル風にアレンジしたりするとよりリッチな風味が楽しめます。