Coffee crossroad個性豊かなコーヒーのblog
2023/09/12 20:12

コーヒーの香りにはいくつか種類があり、焙煎や抽出、実際に飲むときなど段階によって特徴が異なります。コーヒーのアロマは、一般的に「コーヒー粉にお湯を注いでコーヒー液を抽出するときの香り」を指します。コーヒーの香りは焙煎度合いによっても変化するので、好みの焙煎度合いやコーヒーの淹れ方を知ることで、さらに香りを楽しめるでしょう。
当記事では、コーヒーの香りを「フレグランス」「アロマ」「フレーバー」などの種類ごとに紹介します。コーヒーの香りをより楽しみたい方は、ぜひご覧ください。
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1. コーヒーアロマとは?香りの特徴を解説
1-1. コーヒーの香りには1,000種類以上の成分が含まれる
2. コーヒーの香りには種類がある?アロマやほかの呼び方も解説!
2-1. フレグランス
2-2. アロマ
2-3. フレーバー
3. コーヒーのアロマに期待できる主な効果
3-1. ストレスが減少してリラックスできる
3-2. 集中力が高まり脳が活性化する
4. コーヒーアロマの楽しみ方
4-1. アロマオイル・エッセンシャルオイルで楽しむ
4-2. コーヒーを淹れて楽しむ
まとめ
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1. コーヒーアロマとは?香りの特徴を解説
コーヒーにはさまざまな香りがあり、コーヒーアロマも香りの一種です。アロマはもともと芳香を意味していて、コーヒーのアロマは「抽出したコーヒーの香り」とされています。
コーヒーの香り成分は、原料であるコーヒー豆を焙煎する工程の化学反応で生まれるものです。まず、コーヒー豆に含まれる糖とアミノ酸が焙煎の熱で「メイラード反応(褐色物質などができる反応)」を起こします。焙煎の熱は「ストレッカー分解」と呼ばれる副反応も起こし、コーヒー豆の香気成分が生み出される仕組みです。
また、焙煎したコーヒー豆は糖が「カラメル化」を起こしていて、甘みを含んだカラメル香をもちます。
1-1. コーヒーの香りには1,000種類以上の成分が含まれる

旦部幸博さん著書の「コーヒーの科学「おいしさ」はどこで生まれるのか」という本によると、コーヒーの香りには1,000種類以上の成分が含まれるとされています。
コーヒーの味や香りは、コーヒー豆の焙煎度合いによって大きく左右されます。浅煎りでは酸味が強く、深煎りになるほど苦味が強くなるといったように焙煎が進むにつれて味が変わり、それに伴い香りの質も変化します。
2. コーヒーの香りには種類がある?アロマやほかの呼び方も解説!

コーヒーの香りは、主に「フレグランス」「アロマ」「フレーバー」の3種類です。また、3種類の香りとは別に、焙煎する前の「生豆の香り」も存在します。生豆の香りは、植物や果実を感じさせる青い香りが特徴です。
以下では3種類の香りについて、特徴や香りを感じるタイミングなどの違いを解説します。
2-1. フレグランス
コーヒーのフレグランスとは、焙煎したコーヒー豆そのものや、挽いた粉から発せられるコーヒー特有の香りです。特に焙煎したコーヒー豆をグラインダーやミルなどで挽いたときに、強いフレグランスを放ちます。
コーヒー豆の内部には小さな空洞が無数にあり、空洞の中にコーヒーの油分が貯蔵されています。コーヒー豆を粉砕すると、貯蔵されていたコーヒーの油分が空気に触れて香りが瞬時に広がります。この時に、コーヒー粉からフレグランスを強く感じることができます。
2-2. アロマ
コーヒーのアロマとは、コーヒー粉にお湯を注いでコーヒー液を抽出するときに発せられる香りです。コーヒー粉に含まれている香りの成分がお湯の温度でほぐされ、蒸気となって立ち上ることでアロマとして感じられると言われています。
油分が空気に触れて広がるフレグランスとは異なり、蒸気とともに香りが立ち上るアロマは、人間の嗅覚で感じ取りやすい点が特徴です。缶コーヒーを開けたときに感じる香りも、コーヒーのアロマと言われています。
コーヒー粉が挽きたてであるほどお湯を注いだときのアロマは強く発せられ、挽いてから時間が経ったコーヒー粉ではアロマが弱くなる傾向にあります。アロマをより楽しみたいときは、コーヒーを豆の状態で保管しておき、飲むときに都度豆を挽くようにするとよいでしょう。コーヒー豆は鮮度を保つため、出来るだけ空気に触れないように保管しましょう。
2-3. フレーバー
コーヒーのフレーバーとは、コーヒーを口にしたときに、口内から鼻腔へと抜けていく香りのことです。フレーバーはコーヒーの液体中に含まれている香りであり、アラビカ種に代表されるコーヒー豆の品種や品質、栽培された生産地と深いかかわりがあります。フレーバーは味わい・風味とともに、コーヒーを飲むときの楽しみ方として欠かせない要素です。
コーヒーのフレーバーは、淹れたての熱いコーヒーほど強く感じられます。反対に時間が経って冷めたコーヒーでは、含まれている香りの成分が酸化してしまっているため、フレーバーをあまり感じられません。コーヒーのフレーバーを楽しむときは、ぜひ淹れたてのコーヒーを味わってください。
3. コーヒーのアロマに期待できる主な効果

コーヒーのアロマにはリラックス効果や集中力向上など、さまざまな効果が期待できます。日常生活でホッと一息つきたいときや、作業に集中したいときには、コーヒーのアロマを利用してみましょう。
コーヒーのアロマや期待できる効果は、豆の焙煎度合いによって変化します。一般的に、焙煎が深い「深煎り」はリラックス効果が高くなりやすく、程よく焙煎した「中煎り」は集中力向上の効果が高くなりやすい傾向です。
以下では、コーヒーのアロマに期待できる2つの効果を紹介します。
3-1. ストレスが減少してリラックスできる
コーヒーの香りを嗅ぐと、脳から「α波」が多く発生すると言われています。α波は脳がリラックスした状態のときに現れる電気信号であることから、コーヒーのアロマにはリラックス効果が期待できると言えます。
リラックス効果が特に高いと言われているコーヒー豆の種類は、ブルーマウンテンやグアテマラなどです。仕事で疲れを感じたときや、休日をゆったりと過ごしたいときには、紹介したコーヒー豆を深煎りにして、アロマを楽しんでみましょう。
3-2. 集中力が高まり脳が活性化する
コーヒーには「P300」という脳波が出やすくなる効果もあると言われています。P300は脳が活発に働いているときに現れるため、コーヒーのアロマを嗅ぐと集中力が高まり、脳が活性化する効果が期待できると言えます。
集中力向上の効果が高いと言われているコーヒー豆の種類は、ブラジルサントスやハワイ・コナ、マンデリンなどです。勉強や仕事に集中したいときは、作業前に程よく中煎りにしたコーヒーを一杯飲んでみてください。
4. コーヒーアロマの楽しみ方
コーヒーを淹れたときのアロマをより楽しむには、コーヒー豆の選び方や抽出方法を工夫することがおすすめです。また、コーヒーの香りだけを楽しみたい場合は、アロマオイルを活用する方法もあります。
最後に、コーヒーアロマの楽しみ方を2つ紹介します。
4-1. アロマオイル・エッセンシャルオイルで楽しむ
コーヒーのアロマオイル・エッセンシャルオイルにはコーヒーの香り成分が凝縮されていて、コーヒーを淹れなくてもコーヒーアロマを楽しめます。エッセンシャルオイルとは植物から抽出した天然由来の原液のことを言い、アロマオイルはエッセンシャルオイルに香料やキャリアオイルなどを加えたもののことです。
アロマオイルなどを使用した場合でも、リラックス効果や集中力向上といった効果は期待できます。アロマオイル・エッセンシャルオイルはディフューザーなどで香りを室内に広げたり、バスオイルを使用してバスタイムに香りを全身で感じたりと、幅広い楽しみ方ができるのも魅力です。
4-2. コーヒーを淹れて楽しむ
コーヒーを淹れて楽しむ際は、下記のポイントを押さえましょう。
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・豆の種類
キリマンジャロやブルーマウンテンなど、コーヒー豆にはさまざまな種類があります。豆の種類によってアロマも異なるため、お好みの豆を探してみてください。
・焙煎度合い
コーヒーの香りは一般的に、焙煎が浅いほど弱く、深いほど強くなります。しかし、焙煎が深くなると苦味も強くなる点に注意してください。香りと苦味のバランスを意識して、自分に合った焙煎度合いを選びましょう。
・コーヒーの淹れ方
コーヒーの淹れ方には、紙フィルターを使う「ペーパードリップ」や、コーヒー粉を浸漬して抽出する「サイフォン」などいくつかの方法があります。コーヒーアロマを手軽に楽しみたい方はペーパードリップ、香り高いアロマを楽しみたい方はサイフォンがおすすめです。
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上記3つのポイントを押さえると、自分にとって心地よいと感じられるコーヒーのアロマを職場や家でも楽しめます。
まとめ
コーヒーの香りには1,000種類以上の成分が含まれていると言われています。コーヒーの香りは、焙煎したコーヒー豆や挽いた粉から発せられる「フレグランス」、コーヒー液を抽出するときに発せられる「アロマ」、コーヒーを口に含んだときに感じられる「フレーバー」と主に3種類に分けられます。
コーヒーのアロマには「リラックス効果」と「集中力の向上」の2つの効果が期待できます。
コーヒーアロマの楽しみ方は、コーヒーを淹れるだけでなく、アロマオイル・エッセンシャルオイルを使う方法もあります。コーヒーを淹れる際は、豆の種類・焙煎度合い・コーヒーの淹れ方などにこだわるとよいでしょう。