はちみつとコーヒーは相性が良く、コーヒーにはちみつを加えることで甘みとコク深い味わいが楽しめます。はちみつはコーヒーの苦味を和らげる上に、組み合わせるコーヒーによってさまざまな風味を感じられます。

はちみつコーヒーは必要な材料や工程が少なく、自宅でも簡単に作ることができます。

そこで今回は、はちみつとコーヒーの相性やメリットについて解説した上で、はちみつコーヒーの作り方やはちみつの選び方、アレンジレシピを紹介します。

1.　はちみつとコーヒーの相性は？

2.　コーヒーにはちみつを入れるメリット

3.　はちみつコーヒーの作り方

4.　コーヒーに入れるはちみつの選び方

5.　はちみつコーヒーのアレンジレシピ

5-1.　ハニー・カフェ・オ・レ

5-2.　はちみつジンジャーコーヒー

5-3.　トロピカル アイスコーヒー

まとめ

はちみつコーヒーとは、コーヒーにはちみつを混ぜ合わせた飲み物です。コーヒーに甘さをプラスしたいとき、砂糖やガムシロップを使う方が多いのではないでしょうか。はちみつは程よい甘さでコーヒーの苦味を和らげるだけではなく、コクとまろやかさも与えてくれます。

スペインでは定番とも言える組み合わせで、昔からコーヒーにミルクとはちみつを加えた飲み方が愛されてきました。日本でもコーヒーチェーン店において、はちみつアイスコーヒーやハニーカフェオレなどのメニューが人気を集めています。

・カロリーや糖質を抑えつつ甘味を感じられる

・コーヒーやはちみつの種類によってさまざまな風味を楽しめる

・咳やのどの痛みの軽減が期待できる

はちみつの甘味は、主に果糖とブドウ糖によるものです。一方、コーヒーに加えられることが多いグラニュー糖の甘味は主にショ糖によるもので、甘さの性質に違いがあります。はちみつの糖の構成比率は原料の種類によって変動しますが、果糖はショ糖よりも甘さを感じやすいため、はちみつを使うとグラニュー糖よりも少ない量で十分な甘さが感じられます。少ない量で甘さをプラスできるため、糖質が抑えられるのもメリットです。

また、文部科学省が公表している日本食品標準成分表によると、100gあたりのカロリーはグラニュー糖よりもはちみつのほうが少ないことが表示されています。はちみつはダイエットや美容に気を遣っている方にもおすすめです。

産地や品種、焙煎方法の違いにより、コーヒーの風味はさまざまです。はちみつも花の種類や風土の違いによる影響を受けるため、多種多様な風味が楽しめます。コーヒーとはちみつのさまざまな組み合わせを試すことで、幅広い楽しみ方ができるのが魅力です。コーヒーショップやはちみつ専門店などで味や香りが好みの商品を見つけ、気分に合わせて組み合わせるのもおすすめです。

さらに、イランの成人男性を対象にした実験では、はちみつ入りコーヒーは薬よりも咳の改善に効果的という結果が確認されています。コーヒーにも気管支を広げる働きがあるため、咳などの症状を鎮める作用が期待できます。

・インスタントコーヒー：2g（小さじ1）

・お湯：150ml

・はちみつ：小さじ1～大さじ1（お好みで）

（1）カップにインスタントコーヒーとお湯を入れ、ホットコーヒーを作ります。

（2）お好みのはちみつを加え、よく混ぜたら完成です。

はちみつコーヒーは少ない材料と工程で簡単に作ることができます。はちみつは温度が低いと溶けにくいため、ホットコーヒーが冷めないうちによく混ぜ合わせましょう。

はちみつにはさまざまな種類があるため、何を選べばよいのか迷う方もいるでしょう。コーヒーと組み合わせる場合は、香りや味にクセがないベーシックなタイプのはちみつがおすすめです。例えば、スーパーなどで購入しやすいアカシアはちみつやレンゲはちみつは、コーヒーの香りとうまく調和します。

はちみつにはコーヒーの花を原料とするものもあります。コーヒーの花を原料とするはちみつは、ほんのりコーヒーの香りがするのでコーヒーに合わせるはちみつとしてぴったりです。

ほかに、使用するコーヒーの特徴に合わせてはちみつを選ぶ方法もあります。例えば、酸味が楽しめる浅煎りのコーヒーに合わせる場合は、柑橘系の花から採れるはちみつを選ぶとよいでしょう。すっきりとした酸味にフルーティーな甘さが加わり、より軽やかで飲みやすくなります。

一方、深煎りで苦味のあるコーヒーに合わせる場合は、ナッツ類や栗の花から採れるはちみつがおすすめです。ナッツ類や栗の花から採れるはちみつは、コクがあり香ばしい風味が特徴です。深煎りコーヒーの苦味とはちみつの香ばしさが互いを引き立て合うため、絶妙なバランスが楽しめます。

はちみつコーヒーと一口に言ってもさまざまなアレンジ方法があり、使う材料によってより自分好みのドリンクに仕上がります。

ここからは、はちみつコーヒーのアレンジレシピを紹介します。自宅でのコーヒータイムに、ぜひ取り入れてみてください。

・はちみつ：大さじ1

・コーヒー：120ml

・牛乳：120ml（ホットで作る場合はあらかじめ温めておく）

（1）コーヒーを作る

（2）コーヒーと牛乳を1:1の割合で混ぜる

（3）はちみつを加え、よく混ぜ合わせる

牛乳の代わりに、豆乳やオーツミルク、アーモンドミルクなどの植物性ミルクを加えたアレンジもおすすめです。はちみつは温度が低いと溶けにくいため、アイスで作る場合はよくかき混ぜましょう。

カフェ・オ・レは、はちみつのほのかな甘さとミルキーな味わい、コーヒーの風味との調和に癒されます。3つの材料で作れるため、上記の簡単レシピをもとにぜひ試してみてください。

・はちみつ：大さじ1

・コーヒー：200ml

・すりおろし生姜：小さじ1/4

（1）生姜をすりおろす

（2）カップにコーヒーを入れる

（3）コーヒーにはちみつと生姜を加え、よく混ぜ合わせる

生姜をすりおろす代わりにチューブタイプを活用すると、より簡単に作れます。

シナモンなど好みのスパイスをトッピングすると、より個性的で刺激ある1杯が楽しめます。体を温める成分を含む生姜やシナモンは、寒い季節にぴったりです。ミルクを加えて、チャイラテ風のはちみつジンジャーコーヒーを楽しむ方法もあります。

・はちみつ：大さじ1

・コーヒー：200ml

・氷：適量

・パイナップル：40g

（1）パイナップルを好みの大きさに切る

（2）コーヒーにはちみつを加え、混ぜ合わせる

（3）（2）に氷とパイナップルを入れて、よく混ぜる

アイスコーヒーを作る際は、通常よりも少し濃いめにコーヒーを抽出するのがポイントです。

パイナップルは、イチョウ切りなど形を工夫すると見た目も楽しめます。缶詰のパイナップルを使うと、手軽にトロピカルアイスコーヒーが作れます。

はちみつコーヒーとは、コーヒーにはちみつを加えた飲み物で、程よい甘さとコク、まろやかさを楽しめます。はちみつの甘味は果糖とブドウ糖によるもので、少量でも甘味を感じられます。またカロリーや糖質を抑えつつ甘味を楽しめることから、ダイエットや美容にも向いています。

さまざまな種類のはちみつを使うことで、コーヒーの風味に合わせたアレンジが可能です。ベーシックなタイプのはちみつやコーヒーの花を原料とするはちみつがおすすめです。

また、やさしい甘さのハニー・カフェ・オ・レやはちみつジンジャーコーヒー、トロピカルアイスコーヒーなど好みに合わせたアレンジも楽しめます。

ユニコジャパンでは、個性豊かな風味のインスタントコーヒーを取り扱っています。自分好みのコーヒーを探している方はぜひチェックしてみてください。